お墓に家紋を見に行く
先日、法事の席で本家筋のお墓の話がでました。
本家筋というのは私のおじいさんのお兄さんのKさんが継承しているお墓です。
Kさんはもうかなり前に亡くなられています。
そこには私のひいおじいさんと、ひいおばあさん、そしてKさん、あと身寄りのなかったうちのおじいさんやKさんの妹にあたるNさんが入っています。
すると今はKさんの奥さんが管理しているということになるわけですが。
どうも再婚したらしく、どうしてるのかなという話になっていました。
そこで家紋の話がでました。
うちの家紋は大変珍しく、元々は平家一門だったのですが、隠れ里で独自に生き延びたようなのです。
それでそのお墓に家紋が刻まれているということで、家紋マニアの式神ほつまさんが、大変興味を持ったわけです。
近々、法事の際に私がお塔婆の文字を間違えてしまい、正しいものをお寺さんに頼んで書いてもらったので、その新しいお塔婆を持ってうちのお墓に行くことになっていました。
うちのお墓と本家筋のお墓は霊園同士が近いので、ついでに本家のお墓に行って家紋を見てこようということになりました。
荒れ果てたお墓
道筋からいって、まず本家のお墓にいこうということになり、とりあえず管理事務所でお墓の場所を確認しました。
とにかく広大な霊園ですので、どこなのかわからなかったのです。
管理事務所ではお墓に埋葬されている人の名前を聞かれ、教えてもらいました。
教えてもらったのにも関わらず、探していて迷ってしまい、結構ぐるぐるしてしまいました。
そしてお墓に辿り着いてみたら、

うわーーっ
もう荒れ果てて、墓石も見えないくらいに木が生い茂り、草もぼうぼうで、ひどい有様でした。
古いお塔婆も朽ち果てていて、怖すぎる状態になっていました。
これじゃあ
おそらく奥さんが再婚したので、元の婚家の墓ということで、放置されていたんですね。
これを綺麗にするにはのこぎりとか草刈り鎌がいりますので、我々は手を合わせてかえってきました。
そして叔父や叔母にこのことを報告しました。
叔父もびっくりして、行ってみてくるということで対処されるようでした。

良かったー、やっぱり呼んでたんだね。

なんか早く行かなくちゃって思ってたんだよ
ということで、放置されていることをご先祖が知らせてきていたようです。
翌朝ほつまさんのところに、おばあさんの声が聞こえて
「ありがとう」
って言っていたそうです。
いがったね。
一件落着です。
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