麻原に洗脳された人々
先日13人の死刑が執行されました。
オウム真理教は宗教団体といっていますが、カルトでありテロ組織です。
松本の住宅街と地下鉄でサリンという化学兵器を使って無差別殺人テロをおこなったのです。
VXガスも使いました。
坂本弁護士一家も殺されてしまいました。
赤ちゃんは医師である中川死刑囚が首を絞めました。
逃げようとした信者も殺されました。
それも一緒に協力した人間に殺させました。
死体は灰にしてトイレに流しました。
もう残虐すぎて言葉がありません。
政権はテロ行為は決して許さないという強固な意志表示を、世界中に向けてしたのだと思います。
これにサインをした法務大臣上川陽子は命がけですね。
カルト集団ですから本人も家族も危険に晒されることになります。
本屋さんでスピリチュアルの本を見ていると、オウムの人が声をかけてくるという勧誘スタイルをとっているそうなので、気を付けてくださいね。
でも、なぜはじめは純粋に信仰を志していたはずの人たちが、人殺しをしてしまったのでしょうか。
これは私にはよくわかります。
私もある洗脳にかかり、まじかで洗脳によって犯罪行為を侵す人たちを見てきたからです。
洗脳
死刑囚の一人、井上死刑囚は「こんなはずじゃなかった」という言葉をのこしたそうです。
おそらく入信した当初は真っすぐな気持ちだったのだと思います。
宗教や占いやスピリチュアルな世界、自己啓発セミナー、ボランティア団体、慈善団体などに、トップが金集めに狂い、絶対服従を要求したり、自分たちだけが善、他は悪などの思想を植え付けてくるところがあります。
勘違いをしないでいただきたいのですが、宗教団体などが全て悪いというわけではなくて、一部そういうものがあるので気を付けてってことです。
主催者本人も悪気はなく本当に正しいと思ってやっている場合、魔物が巣くっている場合もあります。
あと途中から悪に乗っ取られて堕ちちゃってる場合もありますね、これがやっかいなんです。
最初はわからないんです。見抜けないんです。
誰でも自分は絶対に騙されないと思っているのです。
洗脳なんて絶対にありえないし、カルトにひっかかるわけはないと。
私もそう思っていたんです。
でもまんまとやられました。
私の場合、まずその団体は最初から詐欺ではなかったのです。
非営利でほんとに世のため人のためという活動をしていたのです。
ですがトップが途中から犯罪行為に加担させられてしまい、自らも犯罪に手を染めるようになりました。
職員はそれが正義であると思いこまされて、その悪いことを手伝わされてしまったわけです。
そしてそのトップが金の亡者に変わり果てていることに気が付かなかったのです。
人格者だと頭から思っていました。
愛人も作っていましたし、複雑な事情もありました。
それでも立派な人であると信じて疑わなかったんですね。
いったん闇に墜ちた人間は、坂道を転がっていくようにどんどんと悪い方向に進みます。
そういえば顔も変わってきていましたね。
やはり顔つきにもでますよね。
とある洗脳の手口
私が聞いたある知人のお話です。
その人はある占い師のところにいきました。
その時にその占い師に、前の日に見た夢の内容を当てられたというのです。
その一瞬で全て信じてしまったそうです。
邪悪な占い師でも魔物が憑りついている場合、なんらかの霊力を発揮します。
占い師本人も魔物に操られてしまっているとは思っていないのでしょう。
そして魔物の手口はなぜか同じです。
その人をマインドコントロールし、意のままに操る、支配をする。
その人を孤立させ、世間と隔離しようとする。
占い師のみが信用できる人間であると思いこませます。
占い師も騙されている人も、それが幸せへの道であると信じ込んでいますので、どんどん悪い方向に転がっていきます。
結局その人の財産は占い師に食い潰されました。
実は警察沙汰にまでなりました。
そこまでどん底にならなければ、気が付かないんですね。
オウムの死刑囚。
井上死刑囚の、「こんなはずじゃなかった」
という言葉は、決して他人事ではないのです。
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