鎌倉長谷寺・もう一つの十一面観音

長谷寺

夏に行った奈良の長谷寺。

それから約一月後、鎌倉の長谷寺にいきました。

この二つのお寺のご本尊である十一面観音様は、不思議な縁で結ばれているんです。

近江の国高島からの楠の霊木で三日三晩で造り上げられた二体の十一面観音様は、一体は奈良の長谷寺にまつられました。

そしてもう一体は祈願されて海に流されました。

それから15年後にその十一面観音様は鎌倉に流れ着き、鎌倉の長谷寺のご本尊となったのです。

ほんとに不思議なお話ですよね。

お寺の縁起によれば、

養老5年721年、徳道上人のご本願により、稽文會(けいもんえ)と稽首勲(けいしゅくん)という二人の仏師が三日三晩で二体の十一面観音菩薩像を造り上げます。
実はこの二人は、地蔵菩薩と不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)だったとされています。

一体の十一面観音様は大和国・長谷寺のご本尊となりまつられました。

そしてもう一体は衆生救済の請願が込められて、行基菩薩によって海に流されました。

その後、天平8年736年相模国永井浦の海に、突然十一面観音が現れます。

騒ぎになり村人が浜に引き上げます。

その知らせは奈良の長谷寺の開基、藤原房前(鎌足の孫)に伝わります。

藤原房前により、海中から出現した十一面観音像は鎌倉の長谷寺に遷座されました。

二つの十一面観音

それでは二つの十一面観音様を見比べてみましょう。

まずは奈良の長谷寺。

そして鎌倉の長谷寺。

 

そっくりですが、微妙に細かいところが違いますね。

行った時にはこの縁起を知りませんでした。

たまたま長谷寺にいこうとなったのです。

長谷寺での不思議なお話は次稿に続きます。

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