元興寺
元興寺(がんごうじ)と読みます。
ここは593年創建の飛鳥寺を、平城京遷都ともに平城京にうつしたお寺です。
蘇我氏が仏教の布教の拠点としていたお寺であり、聖徳太子も深く関わっています。
本堂自体が国宝です。
前日にいった法華寺ではお話する聖徳太子二歳像がいらっしゃいましたが、こちらにもものすごい聖徳太子二歳像がいらっしゃるのです。
https://mule.kusege.site/archives/1139
聖徳太子二歳像
まず元興寺公式サイトで写真を見てきてください。
https://gangoji-tera.or.jp/watch/buddha.html
上段右の聖徳太子立像。
この仏さまも、式神ほつまさんによるといろいろとお話をしているそうです。
お役ですごく忙しくされていたそうです。
仏様のお役なので人々を助けているのでしょうか、我々には計り知れないことですが。
そして上から二段目の真ん中が聖徳太子二歳像です。
私たちが見学をしていましたら、聖徳太子様が
手を合わせなさい
とおっしゃいました。
それでびっくりして二人して手を合わせると、
では、力を授けましょう
といわれました。
ありがたいお力を授かることができました。
そして戻ってきてからこの聖徳太子二歳像のことを調べたのです。
すると・・・
産経新聞 2014/4/14
世界遺産・元興寺(奈良市)の境内にある元興寺文化財研究所は14日、寺にある奈良県指定文化財の聖徳太子二歳(南無仏太子)像の内部に納められた仏塔「五輪塔」に、釈迦の遺骨を意味する舎利の金片など十数粒がCT(コンピューター断層撮影)調査で確認されたと発表した。
像の首の内部には、封書2通があることも判明。担当者は「像を解体するまで封書の中身は不明だが、舎利は、太子像に沢山の思いが込められた証拠」としている。
像は高さ68・2センチ。鎌倉時代の13世紀末頃に制作された。昭和35年のX線透過撮影による調査では、右大腿部に納められる五輪塔が確認されていた。
研究所が今回、九州国立博物館の協力で最新技術のCT調査を実施したところ、塔のサイズは高さ15センチ、幅5・3センチと判明。塔内部は空洞で、金属製容器内や紙に包まれた状態で、金や銀、水晶などとみられる数ミリ程度の舎利が十数粒、確認された。
像の首の内部にも、封がされた折り紙2通が発見された。制作当時の願文や銘文などが記載されているとみられる。
この聖徳太子二歳像の中に仏舎利と2通の封書があったらしい。
特に聖徳太子二歳の像にはエピソードが隠されていました。
聖徳太子は天才とか超能力者とか言われていますが、聖徳太子が二歳の時に手を合わせて「南無仏」と唱えたと言うのです。
そうすると手の中に仏舎利があらわれたという伝説があります。
聖徳太子信仰は鎌倉時代にかなり盛んになったようです。
そこで聖徳太子二歳像もたくさん作られたようです。
上宮王家は滅んでしまいましたが、聖徳太子のご威徳は衰えることなく語り継がれてきたわけですね。
漫画では山岸涼子の「日出処の天子」で知られています。
こうして聖徳太子二歳像のお力を目の当たりにしますと、やはり聖徳太子というのは超能力者だったのだと、改めて実感できるのでした。
そして大阪にある四天王寺にいって、調査しなければと思ったのでした。
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