古代史

平安貴族はミラーワークをやっていた!?

平安貴族の一日のはじまり

ミラーワークとは何なのか。

鏡の中の自分に話しかける、アファーメーションをする

ことです。

このミラーワークの第一人者として、ミラーワークなどの本を出版しているルイーズ・ヘイという人がいます。

ルイーズヘイとミラーワークについては、こちらのサイトに詳しくでています。

http://www.light-works.jp/eventlist2016/201612feature01

ルイーズ・ヘイの鏡のワークブックという本によると、21日間でものすごい変革を起こすことができるのだと言われています。

このミラーワークのようなことを、実は平安貴族もしていたのです。

ちうね
ちうね

これって藤原師輔は1000年前にやってたね

ミラーワークだけじゃない、暦を見て吉兆を占え(九星占術とか星占い)、おまじないを唱えろとか、日記をつけろとか。

藤原師輔といえば右大臣、宮中での最高権力者です。

この人が昇りつめた秘訣を、遺訓書にして残しているんです。

幸せになるための心得です。

現物がこちら。

藤原師輔著『九条殿遺誡』

宮内庁書陵部所蔵

この藤原師輔についての記事は前にも書きましたのでご参考まで。

https://mule.kusege.site/archives/581

幸せになるための心得

まず朝起きたら一番にすること。

これは、小さなほんとに小さな声で自分の属星を七回唱えます。

そして次に鏡に自分の顔をうつせと言っています。

実は古神道にも御鏡御拝行法というのがあって、これもまさにミラーワークなんです。

朝起きたら鏡をみて、自分を占うっていう行です。

神とでれば自分に拝礼をする、それ以外でも自分に笑顔をするのです。

ちうね
ちうね

まさにミラーワーク

藤原師輔のワーク

心得
朝起きたら自分の属星を七回唱えなさい。

自分の顔を鏡にうつして視なさい。

暦で自分の吉兆を調べなさい。

歯を磨きなさい。

西に向かって手を洗いなさい。

自分の守護である仏様の名前を唱えなさい。

崇敬する神社を思い浮かべて祈りなさい。

昨日のことを日記に書きなさい。

お粥を食べなさい。

頭を梳かし手足の爪を切りなさい。

沐浴は五日に一回。

出仕の時(宮中に参内)の際には、

 人に余計なことを言わない。

 人の悪口や噂話をしない。

 公事についての文書は、真心と情けの気持ちを持って見ること。

朝と夕の二回食事をとり、暴飲暴食しないこと。

ちうね
ちうね

沐浴は5日に一回って、平安時代だからしょうがないけど

これって一部のことを除けば、現代の人もみんなしていることですね。

自分の守護である仏様の名前を唱えたり、神社を思い浮かべてお祈りしたり、これは大事なことですね。

鏡を見たり、祈ったりすることは全て潜在意識の書き換えに繋がります。

アファーメーションもそうですね、原理は同じ。

そして神仏に手を合わせる心を忘れないことだと思います。

これを忘れてしまって生活している人が多いと思います。

藤原師輔に見習わないといけませんね。

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